カフェインと妊活|コーヒーは何杯までOK?
妊活中のカフェイン摂取、どこまでなら大丈夫?コーヒーや紅茶の適正量、カフェインが妊娠に与える影響、おすすめの代替ドリンクまでわかりやすく解説します。
📑 目次
「妊活中って、コーヒー飲んじゃダメなの?」
妊活を始めると、食べ物や飲み物が急に気になり出しますよね。特にカフェインは「よくない」と聞くことが多いけど、具体的に何がどうダメなのか、どれくらいならOKなのか、はっきりしない。
わたしも妊活中の友人から「コーヒーやめたほうがいいかな…」と相談されたことがある。毎朝のコーヒーが楽しみだった彼女にとって、「完全にやめる」のはかなりストレスだったみたい。
結論から言うと、適量であればカフェインを完全にやめる必要はありません。大事なのは「量のコントロール」です。
カフェインが妊娠に影響する仕組み
カフェインには血管収縮作用や利尿作用があります。妊活・妊娠との関連で注目されているのは、主に以下のポイントです。
胎盤への血流への影響
カフェインの血管収縮作用が、子宮や胎盤への血流を減少させる可能性が指摘されています。妊娠初期は胎盤形成の大事な時期なので、過剰な摂取は避けたいところ。
カフェインの代謝が遅くなる
妊娠すると、カフェインを分解する肝臓の酵素(CYP1A2)の働きが低下します。つまり、妊娠前と同じ量のコーヒーを飲んでも、体内にカフェインが長く留まるということ。妊娠に気づく前から意識しておくと安心です。
鉄分の吸収を阻害する
カフェインは食事中の非ヘム鉄(植物性食品に含まれる鉄分)の吸収を妨げます。妊活中は鉄分の需要が増えるため、食事と一緒にコーヒーを飲む習慣がある人は注意が必要です。
じゃあ、どれくらいならOK?
WHOの推奨
WHOは、妊娠中のカフェイン摂取量を1日300mg以下と推奨しています。妊活中についての明確な基準値はありませんが、「妊娠が判明する前から意識しておく」という考え方が一般的です。
日本の目安
日本生殖医学会でも、妊活中の過度なカフェイン摂取を避けるよう推奨しています。一般的に1日200〜300mg以下が安全ラインとされています。
カフェイン量の目安
飲み物ごとのカフェイン含有量を知っておくと、管理しやすくなります。
| 飲み物 | 1杯あたりのカフェイン量 |
|---|---|
| ドリップコーヒー(150ml) | 約90mg |
| インスタントコーヒー(150ml) | 約60mg |
| 紅茶(150ml) | 約30mg |
| 緑茶(150ml) | 約20mg |
| ほうじ茶(150ml) | 約20mg |
| コーラ(350ml) | 約35mg |
| エナジードリンク(250ml) | 約80mg |
| ココア(150ml) | 約10mg |
つまり、ドリップコーヒーなら1日2〜3杯が目安。「朝の1杯は楽しんで、午後はカフェインレスに切り替える」くらいの感覚でいいと思います。
カフェインと流産リスクの研究
「カフェインを摂ると流産しやすくなる」という話、聞いたことがある方もいるかもしれません。
確かに、一部の研究では1日300mg以上のカフェイン摂取と流産リスクの関連が報告されています。ただし、これは「因果関係が証明された」わけではなく、「関連がある可能性がある」というレベル。
つわりが軽い人ほどコーヒーを飲み続けやすく、つわりが強い(=ホルモンが高い=流産リスクが低い)人ほど飲めないというバイアスも指摘されています。
とはいえ、適量を守ることで安心感を得ながらコーヒーを楽しめるのが一番ですよね。
おすすめの代替ドリンク
コーヒーを減らしたいときの選択肢を紹介します。
デカフェコーヒー
カフェインを97%以上除去したコーヒー。最近はスーパーやカフェでも手に入りやすくなった。味も通常のコーヒーとほぼ変わらないものが多いので、コーヒー好きの方には一番のおすすめ。
ルイボスティー
カフェインゼロで、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。味にクセがないので飲みやすい。ホットでもアイスでもおいしい。
たんぽぽコーヒー
たんぽぽの根を焙煎したもので、コーヒーに似た風味がある。カフェインゼロで鉄分やカリウムも含まれていて、妊活中のドリンクとして人気です。
麦茶
日本の定番カフェインゼロ飲料。ミネラルも摂れてコスパも良い。ホットでもアイスでもおいしい。
男性パートナーのカフェインも気にすべき?
一部の研究では、1日500mg以上のカフェイン摂取が精子の質に影響する可能性が指摘されています。ただし適度な量なら大きな問題はないとされています。パートナーと一緒に適量を心がけると安心ですね。
我慢しすぎないことも大切
妊活中は制限が増えてストレスが溜まりがち。でもストレスそのものも妊活にとってはよくない要素です。大好きなコーヒーを完全に我慢して毎日イライラするくらいなら、適量を楽しみながら過ごすほうがよっぽど体にいい。1日2杯までなら罪悪感なく楽しんで大丈夫。午後からはデカフェやハーブティーに切り替えて、ゆったり妊活ライフを送ってくださいね。
参考文献
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よくある質問
- Q. 妊活中はカフェインを完全にやめるべきですか?
- 完全にやめる必要はありません。WHOでは妊娠中のカフェイン摂取量を1日300mg以下(コーヒー約2〜3杯)に、日本生殖医学会でも過度な摂取を避けるよう推奨しています。適度な量であれば問題ないとされています。
- Q. カフェインは男性の妊活にも影響しますか?
- 極端に大量のカフェイン摂取(1日500mg以上)は精子の質に影響する可能性が一部の研究で指摘されていますが、適度な量であれば大きな問題はないとされています。パートナーと一緒に適量を心がけると安心です。
- Q. デカフェなら何杯飲んでも大丈夫?
- デカフェにも少量のカフェイン(通常のコーヒーの2〜3%程度)が含まれています。ほぼ気にしなくて良い量ですが、1日に何杯も飲む場合は累積量に注意しましょう。基本的には安心して楽しめる選択肢です。
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この記事を書いた人
白滝由紀フェムケア研究所 編集長
🏅 日本フェムテック協会認定フェムテックアンバサダー
フェムケア領域の情報発信に携わるライター(29歳女性)。女性の健康課題について、信頼できるエビデンスに基づいた情報をわかりやすく届けることを目指しています!


