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子宮頸がん検診のすべて|痛い?費用は?受けるべき年齢と頻度
婦人科の病気

子宮頸がん検診のすべて|痛い?費用は?受けるべき年齢と頻度

子宮頸がん検診の流れや痛み、費用について詳しく解説。HPVワクチンを打っても検診は必要?何歳から受けるべき?検診への不安を解消します。

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📑 目次

「子宮頸がん検診、そろそろ受けた方がいいのかな…」

そう思いながらも、なんとなく先延ばしにしていませんか?わたしの周りでも、「痛そうで怖い」「何されるかわからない」「恥ずかしい」という声をよく聞きます。

でも、子宮頸がんは若い世代にも関わる病気。検診は、症状がないうちに前がん病変やがんを見つけ、必要な診療につなぐためのものです。早く見つかることは大切ですが、治癒を保証するものではありません。

今回は、子宮頸がん検診の流れや痛み、費用について、できるだけ正直にお伝えします。

子宮頸がん検診って、何をするの?

問診、細胞の採取、検査と結果の確認、結果に応じた受診の流れ

検診の流れは思ったよりシンプル。

  1. 生理周期や症状、過去の検診歴などを聞かれます
  2. 下着を脱いで、専用の内診台へ
  3. クスコという器具を使います
  4. ブラシやヘラで子宮頸部の細胞をこすり取る
  5. 採取は数十秒で完了

所要時間は全体で5〜10分程度。実際に細胞を採取している時間は、ほんの数秒です。

細胞診とHPV検査の違い

子宮頸がん検診には、主に2つの方法があります。

細胞診
子宮頸部の細胞を採取して、がん細胞や異常な細胞がないかを顕微鏡でチェック。日本の自治体検診で広く使われているのがこのタイプ。

HPV検査
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかを調べる検査。子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVの有無を確認できます。最近は、細胞診とセットで行う医療機関も増えてきました。

正直、痛いの?

ここが一番気になるところですよね。

器具を入れるときや細胞を採るときの感じ方は人それぞれ。強い痛みがある場合は、無理をせず、その場で伝えてください。

  • 器具を入れる時の違和感・圧迫感
  • 細胞を採取する時のチクッとした痛み
  • 生理痛のような軽い鈍痛

「生理痛の軽いバージョン」という表現がいちばん近いかも。わたしの場合は、採取の瞬間に「あ、今取ってるな」っていうチクッと感があって、終わったあとは少しお腹が重い感じ。でも日常生活に支障が出るレベルではなかったです。

痛みを軽くするコツ

  • リラックスして力を抜く(緊張すると余計に痛い)
  • 深呼吸しながら受ける
  • 生理前後は避ける(子宮が敏感になっている)
  • 痛みに弱い人は事前に医師に伝える

どうしても怖い人は、「痛みに弱いんです」って最初に伝えておくと、先生も優しくゆっくりやってくれることが多いです。

費用はどれくらい?

自治体検診
多くの自治体では、2年に1回、無料または500〜1,000円程度で受けられます。自治体から検診クーポンが送られてくることも。

なお、厚生労働省の指針は2024年4月に改訂され、従来の細胞診(20歳以上・2年に1回)に加えて、HPV検査単独法(30歳以上・5年に1回)が選べるようになりました。どちらを実施しているかは自治体によって違うので、お住まいの案内を確認してみてください。

自費で受ける場合の目安

  • 細胞診のみ:3,000〜5,000円
  • 細胞診+HPV検査:5,000〜8,000円

婦人科クリニックや健診センターで受けられます。

精密検査が必要になると、そこから保険適用(3割負担)に。コルポスコピー(拡大鏡で詳しく見る検査)や組織診を行う場合は、5,000〜10,000円程度かかることがあります。

HPVワクチンを打っても、検診は必要?

「ワクチン打ったから、もう検診しなくていいよね?」という誤解、実はすごく多いんです。でも、これは危険。

なぜワクチンだけでは不十分なのか

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVの一部(主に16型・18型)を予防するもの。でも、すべてのHPV型をカバーできるわけではありません。

  • 9価ワクチンは、2価・4価より多くのHPV型に対応する
  • どのワクチンも、すべての型の感染を防げるわけではない
  • すでに感染したHPVを排除する治療薬ではない

ワクチンが対応する型の割合は、接種した個人の発症リスクそのものではありません。国立がん研究センターも、ワクチン接種後の定期的な検診を案内しています。

ワクチンと検診は役割が違う

ワクチンはHPV感染の予防、検診は前がん病変やがんの発見につなげるものです。両方を組み合わせることが大切ですが、完全な予防や見逃しゼロを保証するものではありません。

何歳から、どのくらいの頻度で受けるべき?

細胞診は20歳以上で2年に1回が基本です。一部の自治体で行うHPV検査単独法は30歳以上が対象で、HPV陰性なら5年に1回。実施する検査と対象年齢は自治体の案内を確認しましょう。

過去に異常を指摘された人は、通常の検診間隔ではなく、結果に応じた再検査や精密検査の指示に従ってください。性交渉の経験がない場合は検診の必要性を問診で相談できます。

不正出血などの症状があるときは、次の検診を待たずに婦人科を受診してください。

検診、どこで受ける?

自治体検診
市区町村から届く検診案内を使って、指定の医療機関で受ける方法です。費用が安い(または無料)のがメリット。

婦人科クリニック・健診センター
自費になることもあるけど、自分の好きなタイミングで予約できます。月経痛やおりものの異常など、ほかの相談もまとめてしたい人に向いています。

女性医師・女性スタッフのみのクリニックも増えています。男性医師に抵抗がある人は探してみて。

検診結果の見方

結果は、だいたい2〜3週間後に届きます。

異常なし
細胞診なら通常2年後、HPV検査単独法で陰性なら通常5年後が目安です。結果通知に書かれた次回時期を確認してください。

ASC-US / LSIL などの軽度異常
細胞の変化を示す判定で、がんの確定ではありません。追加のHPV検査や精密検査など、判定と過去の結果に応じた指示に従ってください。

要精密検査
コルポスコピーや組織診などで詳しく調べる必要があるという通知です。この判定だけでは、がんの有無は確定しません。指定された医療機関を受診しましょう。

HSIL以上やがん疑い
HSILは高度な細胞の異常を示す判定で、がん確定と同じではありません。米国国立がん研究所(NCI、2024年更新)もHSILとがんを区別しています。「がん疑い」も含め、速やかに精密検査を受け、診断と治療方針を確認してください。

異常が出ても、焦らないで。早めに見つかったことをむしろラッキーと思って、きちんと精密検査を受けましょう。

最後に

子宮頸がん検診、確かに「楽しい!」ってものではない。でも、自分の体を守るための大切な習慣です。

20代後半くらいから、「そろそろ受けた方がいいのかな」って思いつつ先延ばしにしている友達、周りにけっこういます。症状がなくても、対象年齢になったら自治体の検診案内を確認してみてください。

それってすごくもったいない。

不安があるなら、予約時に伝えて大丈夫。検査法と結果に応じた間隔で、自分のペースを整えていきましょう。


参考文献

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よくある質問

Q. 子宮頸がん検診は痛いですか?
器具を入れるときや細胞を採るときに、圧迫感や痛みを感じることがあります。程度には個人差があるので、強い痛みがあるときは我慢せず、その場で伝えてください。
Q. HPVワクチンを打っても検診は必要ですか?
はい。HPVワクチンはすべてのHPV感染を防ぐものではないため、接種後も対象年齢に応じた検診が必要です。ワクチンが対応する型の割合を、個人の発症リスクと読み替えることはできません。
Q. 子宮頸がん検診は何歳から、どのくらいの頻度で受けるべきですか?
細胞診は20歳以上で2年に1回が基本です。要件を満たす自治体で行うHPV検査単独法は30歳以上が対象で、陰性なら5年に1回です。過去の異常や症状がある場合は個別の受診指示に従ってください。費用は自治体で異なります。
白滝由紀

この記事を書いた人

白滝由紀

フェムケア研究所 編集長

🏅 日本フェムテック協会認定フェムテックアンバサダー

フェムケア領域の情報発信に携わるライター(29歳女性)。女性の健康課題について、信頼できるエビデンスに基づいた情報をわかりやすく届けることを目指しています!

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