本文へスキップ
10代のフェムケア入門|生理・体の変化との付き合い方
ライフスタイル

10代のフェムケア入門|生理・体の変化との付き合い方

10代の思春期に起きる体の変化や生理との付き合い方をやさしく解説。生理用品の選び方やデリケートゾーンのケア方法、困ったときの相談先まで、知っておきたい基本をまとめました。

約5分で読めます
📑 目次

「生理が始まったけど、正直よくわからないことだらけ…」

そう感じてるなら、それは全然普通のこと。学校の保健の授業で習う内容って、実際の生活で困ったときにあんまり役に立たなかったりするよね。

わたしも10代の頃は、生理痛がどのくらい普通なのかわからなかったし、デリケートゾーンのことなんて誰にも聞けなかった。この記事では、10代のうちに知っておきたいフェムケアの基本を紹介します。

思春期の体に何が起きてるの?

ホルモンが変化を引き起こしてる

10代になると、脳からの指令でエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が増え始める。これがきっかけで、体にいろいろな変化が起きる:

  • 胸がふくらみ始める
  • 体つきが丸みを帯びてくる
  • わき毛やアンダーヘアが生えてくる
  • 初潮(初めての生理)が来る

これらの変化が起きるタイミングや順番は人それぞれ。周りと比べて焦る必要は全然ない。

生理周期が安定するまでには時間がかかる

初潮が来てからしばらくは、生理の周期が不安定なことが多い。2週間で次が来たり、2ヶ月空いたりすることもある。まだホルモンのバランスが安定していないからで、2〜3年くらいで徐々に整ってくることが多い。

ただし、こんなときは婦人科に相談したほうがいい:

  • 3ヶ月以上生理が来ない
  • 痛みが強すぎて学校に行けない
  • 出血量が異常に多い(1時間でナプキンがいっぱいになるレベル)

生理用品の選び方|自分に合うものを見つけよう

ナプキン

いちばん手軽で、初めての生理用品として使う人が多い。昼用、夜用、羽つき、羽なしなど、種類はたくさんある。

最初は、昼用の羽つきナプキンが安心。羽がショーツに固定されるから、ズレにくい。肌が敏感なら、オーガニックコットン素材のものを試してみて。

タンポン

膣の中に入れて使うタイプ。プールや部活のときに便利。「怖い」「痛そう」って思うかもしれないけど、正しく入れれば痛みはほとんどない。

初めて使うなら、アプリケーター付きのライトタイプがおすすめ。ただし、長時間の使用(8時間以上)はTSS(トキシックショック症候群)のリスクがあるから、こまめに交換すること。

吸水ショーツ

最近は10代向けのデザインのものも増えてる。洗って繰り返し使えるし、ナプキンのゴワつきが苦手な人にはいいかも。最初はナプキンと併用して使ってみると安心。

デリケートゾーンのケア方法

正しい洗い方

デリケートゾーンは、ゴシゴシ洗わないのが基本。

  • デリケートゾーン専用のソープか、低刺激の石けんを使う
  • よく泡立てて、外陰部だけをやさしく洗う
  • 膣の中は洗わない(自浄作用があるから)
  • シャワーでしっかりすすぐ
  • 清潔なタオルでやさしく拭く

普通のボディソープは刺激が強すぎることがあるから、できれば専用のものを使ったほうがいい。

おりものについて

生理が始まる前後から、おりもの(膣からの分泌物)が出るようになる。これは正常なことで、膣を清潔に保つための体の仕組み。

透明〜白っぽくて、少しすっぱい匂いがあるのが正常。ただし、黄緑色だったり、強い匂いがしたり、かゆみがある場合は、感染症の可能性があるから病院へ。

おりものシートを使うと、下着の汚れを防げて快適に過ごせる。

生理痛との付き合い方

痛みは我慢しなくていい

「生理痛は我慢するもの」って思ってる人がまだ多いけど、つらいときは鎮痛剤を飲んでいい。痛みを感じ始めたら早めに飲むのがポイント。市販薬ならイブプロフェンやロキソプロフェンが効きやすい。

鎮痛剤以外にも、こんな方法で楽になることがある:

  • お腹や腰を温める(カイロや湯たんぽ)
  • 軽いストレッチ
  • 十分な睡眠

我慢できないレベルの痛みは「異常」かも

授業に集中できない、薬を飲んでも全然効かない、痛みで吐いてしまう……こういう場合は、月経困難症の可能性がある。

10代だからといって婦人科を受診するのをためらう必要はない。低用量ピルで生理痛をコントロールできるケースもあるし、何か病気が隠れていないか確認してもらうことも大切。

困ったときの相談先

「親には聞きにくい」「友達にも相談しにくい」って感じることがあるかもしれない。そんなときの相談先を知っておくと安心:

  • 学校の保健室 — 養護教諭は相談のプロ。生理用品がないときにも助けてくれる
  • 婦人科 — 10代でも受診できる。電話で「初めてなんですが…」と伝えればOK
  • #8891(よりそいホットライン) — 24時間対応の相談窓口

一人で抱え込まないでほしい。体のことで悩むのは自然なことだし、相談することは全然恥ずかしくないから。


参考文献


あわせて読みたい

よくある質問

Q. 生理が不規則なのは普通ですか?
初潮から2〜3年ほどはホルモンバランスが安定しないため、周期が不規則になることは珍しくありません。ただし、3ヶ月以上生理が来ない場合や、痛みが強すぎて学校に行けない場合は婦人科を受診しましょう。
Q. 10代でも婦人科に行っていいのですか?
もちろん大丈夫です。婦人科は年齢に関係なく受診できます。内診が不安な場合は、問診やエコーだけで対応してくれることも多いので、事前に電話で相談してみてください。
Q. デリケートゾーンの正しい洗い方は?
デリケートゾーン専用のソープか、低刺激の石けんをよく泡立てて、外陰部をやさしく洗います。膣の中は洗わないでください。シャワーでしっかりすすいだあと、清潔なタオルでやさしく拭きましょう。
白滝由紀

この記事を書いた人

白滝由紀

フェムケア研究所 編集長

🏅 日本フェムテック協会認定フェムテックアンバサダー

フェムケア領域の情報発信に携わるライター(29歳女性)。女性の健康課題について、信頼できるエビデンスに基づいた情報をわかりやすく届けることを目指しています!

関連記事