不妊治療の保険適用と費用|2026年最新の助成制度で負担はどう変わった?
2022年に始まった不妊治療の保険適用。実際にいくらかかる?助成金は使える?体外受精の自己負担額や年齢制限、自治体の制度まで、わたしが調べた「リアルなお金の話」をまとめました。
📑 目次
「不妊治療、いくらかかるんだろう…」
妊活を始めてしばらく経つと、頭をよぎるこの不安。わたしも最初はネットで「体外受精 費用」って検索して、出てきた金額にびっくりして画面閉じたことがあります。
でも、2022年4月から不妊治療の一部が保険適用になったこと、知っていますか?
以前は「数百万かかる」なんて言われていた不妊治療も、制度が変わって自己負担がぐっと減りました。ただ、正直なところ「どこまでが保険でカバーされるの?」「結局いくら用意すればいいの?」って、わかりにくい部分も多いんですよね。
この記事では、2026年時点での不妊治療の保険適用範囲と、実際にかかる費用、使える助成制度について、できるだけわかりやすくまとめてみました。
2022年から変わった、不妊治療の保険適用
保険適用される治療の種類
現在、以下の不妊治療が保険適用の対象になっています。
- タイミング法、人工授精
- 体外受精、顕微授精、採卵、胚移植など
以前は全額自費だった体外受精や顕微授精が保険でカバーされるようになったのは、本当に大きな変化。ただし、保険適用には条件があります。
年齢と回数の制限
保険適用で治療を受けられるのは、の方。
回数制限はこう:
- 通算6回まで
- 通算3回まで
「6回」というのは、胚移植を1回やるごとに1回とカウントされます。採卵だけなら回数に含まれません。
わたし自身、「43歳未満」という年齢制限を知ったときは、「妊活に時間制限があるんだ」ってあらためて実感しました。焦る必要はないけれど、選択肢は早めに知っておきたいですよね。
実際にいくらかかる?自己負担額の目安
保険適用での自己負担は3割
保険適用の治療なら、医療費の自己負担は原則です。
たとえば:
- 1回あたり数千円程度
- 1回あたり1万5千円〜2万円程度(保険適用後)
- 1回あたり10万円〜20万円程度(保険適用後)
体外受精の費用は、使う薬の種類や採卵数によって変わります。胚凍結をすれば、その分の費用も別途かかります。
保険適用前は体外受精1回で50万円以上かかることもザラだったので、負担はかなり軽くなったと言えます。
高額療養費制度も使える
不妊治療も、通常の医療と同じようにの対象です。
月の医療費が一定額を超えた場合、超えた分が後から返ってくる制度ですね。上限額は所得によって違いますが、標準的な所得の場合、月8万円程度が上限になります。
(細かい計算はちょっとややこしいので、加入している健康保険組合に確認してみるのがいちばん確実)
保険適用外の治療もある
注意したいのが、先進医療や自費治療は保険適用外だということ。
たとえば:
- 先進医療として認められている一部の技術(EMMA/ALICE検査、タイムラプス培養など)
- 43歳以上の方の治療
- 回数制限を超えた治療
これらは引き続き自費になります。自費診療と保険診療を併用する「混合診療」は原則認められていないので、保険適用外の技術を使う場合、その周期の治療全体が自費扱いになることも。
事前にクリニックで「この治療は保険適用ですか?」って確認しておくと安心です。
自治体の助成制度は使える?
保険適用が始まったことで、国の特定不妊治療費助成事業は終了しました。でも、はまだまだ残っています。
自治体ごとに内容が違う
たとえば:
- 保険適用の治療に対する上乗せ助成
- 交通費や宿泊費の補助
- 不妊検査の費用助成
- 男性不妊治療への助成
金額も条件も自治体によって全然違うので、お住まいの市区町村のホームページをチェックしてみてください。「◯◯市 不妊治療 助成」で検索すると出てきます。
意外と知られていないのが、自治体や会社の支援制度です。企業によっては不妊治療の費用補助があることもあります。事前に人事担当や自治体へ確認してみる価値はあります。
治療費以外にもかかるお金
不妊治療って、治療費だけじゃないんですよね。
- 週1〜2回通うことも
- 排卵誘発剤など
- ホルモン検査、エコー検査など
- 時短やシフト変更で収入が減ることも
わたしの周りでも、「治療自体は保険でカバーできたけど、通院で有給を使い切った」って声を聞きます。
お金の準備も大事ですが、通院の継続や体調管理と同じくらい重要だと感じます。
不妊治療、始める前に確認しておきたいこと
クリニックによって費用が違う
同じ保険適用の治療でも、クリニックによって「追加でかかる費用」が違うことがあります。初診の時点で、費用の目安を聞いておくといいかも。
パートナーと話し合っておく
「いくらまでなら治療を続けるか」「どこまで治療をステップアップするか」は、早めにパートナーと話しておいた方がいいです。お金の話って後回しにしがちだけど、治療が進むと選択を迫られる場面が出てきます。
焦らず、自分のペースで
制度や費用のことを知ると、「早くしなきゃ」って焦る気持ちも出てくるかもしれません。でも、妊活は長期戦になることもあるから、無理しすぎないことも大事。
保険適用になったことで、以前より治療のハードルは下がりました。でも、「保険が使えるから」って無理に治療を急ぐ必要はないと、わたしは思います。
さいごに
不妊治療の費用って、調べれば調べるほど「結局いくら?」ってなりがち。
保険適用でだいぶ負担は減ったけれど、それでもやっぱりお金はかかります。ただ、使える制度や助成金を知っておくだけで、選択肢は広がるはず。
気になることがあれば、まずは一度クリニックで相談してみてください。費用面の不安も含めて、ちゃんと聞いてくれるはずです。
あなたが納得できる選択ができますように。
参考文献
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よくある質問
- Q. 体外受精の保険適用は何歳まで?
- 治療開始時に女性が43歳未満であることが条件。40歳未満は通算6回、40〜42歳は通算3回まで適用されます。
- Q. 保険適用後の体外受精の自己負担額はいくら?
- 保険適用なら医療費の3割負担になります。高額療養費制度も併用でき、月の上限額を超えた分は還付されます。
- Q. 不妊治療に自治体の助成金は使える?
- 保険適用外の先進医療や自費治療に対して独自の助成制度を設けている自治体があります。お住まいの地域で確認を。
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この記事を書いた人
白滝由紀フェムケア研究所 編集長
🏅 日本フェムテック協会認定フェムテックアンバサダー
フェムケア領域の情報発信に携わるライター(29歳女性)。女性の健康課題について、信頼できるエビデンスに基づいた情報をわかりやすく届けることを目指しています!


