女性ホルモン検査の受け方|何がわかる?費用と時期
血液検査で受けられる女性ホルモン検査。何がわかるのか、いくらかかるのか、どのタイミングで受ければいいかを解説します。
📑 目次
友人が「最近、なんか調子悪くて病院行ったらホルモン検査勧められた」と言っていた。わたし自身も生理周期が乱れたとき、婦人科で「血液検査しましょうか」と提案されたことがある。
「ホルモン検査」って言葉は聞いたことあるけど、実際何を調べて、どんなことがわかるのか。受けるタイミングや費用も気になる。今回は、女性ホルモン検査について整理してみる。
ホルモン検査って、何を調べるの?
基本は、採血でホルモン値の傾向を見ることです。
採血して、血液中の女性ホルモンやそれに関連するホルモンの濃度を測る。特別な準備はいらないし、普通の健康診断と同じように腕から採血するだけ。
測定する項目は目的によって変わるけど、よく調べられるのはこのあたり。
E2(エストラジオール)
卵巣から分泌される代表的な女性ホルモン。いわゆる「エストロゲン」の一種で、卵巣機能や卵胞の育ち具合を知る手がかりになる。
FSH(卵胞刺激ホルモン)
脳の下垂体から出るホルモンで、卵巣に「卵胞を育てて」と指令を出す役割。卵巣機能が低下すると、脳が「もっと働いて!」と頑張って指令を出すから、FSHの値が上がる。
LH(黄体形成ホルモン)
同じく下垂体から分泌されて、排卵を促す。排卵前に急上昇する性質があるから、排卵のタイミングを知る目安にもなる。
プロゲステロン
排卵後に増えるホルモン。基礎体温を上げたり、子宮内膜を整えて妊娠しやすくする働きがある。ちゃんと排卵があったかどうかを確認するのにも使われる。
他にも、プロラクチンや甲状腺ホルモンを調べることもある。目的に応じて、医師が必要な項目を選んでくれる。
検査で何がわかるの?
更年期に入っているかどうか
40代で生理周期が乱れてきたとか、体調不良が続くとき。ホルモン検査をすると、卵巣機能がどれくらい低下しているかがわかる。
FSHが高くてE2が低い場合、更年期に近づいているサイン。ただ、更年期の診断はホルモン値だけで決まるわけじゃなくて、症状や年齢、月経の状態も含めて総合的に判断される。
閉経前後はホルモンが激しく変動するから、1回の検査で決めつけず、経過を見ながら判断することも多い。
排卵がうまく起きているか
生理が不規則だったり、妊活してるのになかなか妊娠しない場合、排卵障害の可能性がある。
たとえば、生理中に測ったLHがFSHより高い状態だと、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が疑われる。PCOSは排卵がうまく起きなくて、不妊の原因になることもある。早めに気づけると、治療の選択肢も広がる。
黄体期にプロゲステロンが十分に上がっていない場合、排卵後の黄体機能が弱い可能性もある。これも不妊の要因になるから、検査で把握できるのは大きい。
卵巣の働き具合
FSHとE2の組み合わせで、卵巣がどれくらい元気に機能しているかが見える。
若い年齢なのにFSHが高くてE2が低い場合、早発卵巣不全の可能性が出てくる。40歳未満で卵巣機能が低下してしまう状態で、これも不妊につながりやすい。早く気づくことで、対処の方向性が見えてくる。
月経不順の背景
生理が遅れたり、逆に頻繁に来たり。周期がバラバラなとき、原因がホルモンバランスの乱れにあることは少なくない。
どのホルモンがどう変動しているのかがわかれば、治療方針も立てやすい。ストレスや体重変化の影響もあるけど、数値で「見える化」できると安心感もある。
どこで受けられて、いくらかかる?
検査は婦人科で受けられます。
症状があって受診した場合は、問診と診察を経て必要な血液検査を提案してもらうのが一般的です。費用は検査項目の数にもよりますが、だいたいどれくらいか事前に確認すると安心です。初診料や診察料は別にかかるため、トータルでは数千円〜1万円前後を見ておくと安心です。
健康チェックとして自主的に受ける場合は自費診療になることが多くて、その場合は5,000円から1万円前後になることもある。クリニックによって料金が違うから、事前に確認しておくといい。
最近は郵送検査キットも出てる。自宅で指先から少量の血液を採って、キットごと送るだけ。病院に行く時間がない人には便利だけど、結果の解釈や対応は自己判断になるから、心配なことがあれば医療機関での検査のほうが確実。
いつ受けるのがいいの?
女性ホルモンは日内変動や月経周期で数値が変わるため、採血する時期で結果が異なります。
月経周期が安定している場合
ベストタイミングは、生理開始3〜5日目ごろ(卵胞期早期)。
この時期はホルモンの変動が少なくて、基礎的な状態を把握しやすい。FSH、E2、LHを測るなら、この時期がいちばん正確。
排卵後にプロゲステロンを測りたい場合は、月経予定日の1週間くらい前(黄体期中期)が目安になる。
月経が不規則・こない場合
3か月以上生理が来ていないとか、周期がバラバラという場合は、タイミングを待たずに受診の目安になります。
むしろ、症状が出ているなら早めに受診したほうがいい。タイミングを待ってるうちに時間だけが過ぎるより、まず検査して原因を探るほうが前に進める。
医師に相談すれば、最適なタイミングを教えてもらえるから、気にせず受診して大丈夫。
受けるときに知っておきたいこと
ホルモン検査は数値が出るから、「これで全部わかる」って思いがちですが、あくまで一部の情報にすぎません。
たとえば更年期の診断も、ホルモン値だけで決まるわけじゃない。症状、年齢、月経の状態を総合的に見て判断される。
ホルモン値は日によって変動するし、ストレスや体調にも左右される。1回の検査だけで決めつけず、経過を見ながら判断することも多い。気になる症状が続くなら、複数回チェックしたり、医師と相談しながら対応していくのが基本。
それに、検査結果を見ても「この数値は何を意味するのか」って自分だけじゃ判断しづらい。だからこそ、ちゃんと医師に説明してもらうことが大事だと思う。
まとめ
女性ホルモン検査は、血液を採るだけで受けられる。費用も保険適用なら数千円程度だし、思ったよりハードルは低い。
「なんか最近調子おかしいな」「生理が乱れてきた」って感じたときに、一度受けてみると体の状態が見えてくる。
自分の体のこと、意外と知らないまま過ごしてる。検査をきっかけに、ホルモンや体のリズムに目を向けてみるのも悪くないと思う。
参考文献
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よくある質問
- Q. 女性ホルモン検査はいつ受けるのがベスト?
- 目的により異なります。卵巣機能を見るなら生理開始3〜5日目、排卵確認なら高温期に受けるのが一般的です。
- Q. ホルモン検査の費用はいくらくらい?
- 保険適用なら数千円程度。自費で受ける場合は項目数によりますが5,000〜10,000円前後が目安です。
- Q. ホルモン検査で何がわかるの?
- 卵巣機能の状態、排卵の有無、更年期の進行度合いなどがわかります。FSH・E2・LH等を総合的に判断します。
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この記事を書いた人
白滝由紀フェムケア研究所 編集長
🏅 日本フェムテック協会認定フェムテックアンバサダー
フェムケア領域の情報発信に携わるライター(29歳女性)。女性の健康課題について、信頼できるエビデンスに基づいた情報をわかりやすく届けることを目指しています!


