更年期を乗り越える友人との付き合い方|孤立しないために
更年期に友人関係が難しくなる理由と、孤立せず自分らしく付き合っていくためのヒントを、30代の視点からお届けします。
📑 目次
友達に会うのが億劫になってきた、という話を40代の先輩から聞いたのは、私がまだ20代後半の頃。「そんなものかな」と軽く受け流していたけれど、今なら少しだけわかる気がする。体調や気分の波が大きくなると、人との距離感って本当に難しい。
更年期に入ると、友人関係が今までと同じようにいかなくなることがある。無理して笑顔を作るのもしんどいし、かといって全部正直に話すのも気が引ける。そんな微妙なバランスの中で、どう付き合っていけばいいんだろう?
更年期が友人関係に与える影響
更年期症状は人によって全然違うから、周りに理解してもらうのが難しい。ホットフラッシュで急に汗をかいたり、イライラが抑えられなかったり、とにかく疲れやすかったり。
「最近元気ないね」と言われても、「実は更年期で…」とは言いにくい。まだ30代後半や40代前半だと特に、「早すぎない?」とか「大げさじゃない?」みたいな反応が怖くて、つい「ちょっと忙しくて」とごまかしてしまう。
そうやって少しずつ距離ができて、気づいたら誘いを断ることが増えて、連絡も減って…という流れ。孤立は突然やってくるんじゃなくて、じわじわと進んでいくものなんだと思う。
全員に理解してもらおうとしない
ここからが本題。まず最初に言いたいのは、全員に理解してもらおうとしなくていいということ。
友達みんなに同じように接しなきゃ、って思い込んでいたけど、それは無理だった。体調がいい日もあれば悪い日もあるし、話せる人と話せない人がいるのは当たり前。
むしろ、「この人にはちゃんと話せそう」という友人を1〜2人見つけられれば十分。全員に理解されなくても、誰か一人でも「そうなんだね」って受け止めてくれる人がいるだけで、孤立感はかなり減る。
「元気じゃない自分」を見せてもいい
これが一番難しいかもしれない。友達の前では楽しくいなきゃ、って思ってしまうから。
でも、ずっと元気なフリをし続けるのは無理がある。たまには「今日ちょっと調子悪くて」「最近疲れやすくて」と正直に伝えてみる。それだけで、相手も「実は私も…」と話してくれることがあったりする。
完璧な友達でいる必要はない。調子が悪いときは悪いなりに、できる範囲で付き合えばいい。
会い方を変えてみる
友人との付き合い方って、学生時代や20代の頃のパターンを引きずりがち。夜遅くまで飲んで話したり、休日に一日中出かけたり。
でも、体力や気力が変わってきたら、会い方も変えていい。
- 夜じゃなくてランチにする
- 長時間じゃなくてお茶だけにする
- 大人数じゃなくて一対一にする
- 外で会うんじゃなくて家に呼ぶ(またはオンライン)
「前はこうだったから」にこだわらず、今の自分に合った形を試してみる。本当の友達なら、会い方が変わっても関係は続く。
孤立を防ぐのは「浅く広く」も大事
深い友人関係ももちろん大切だけど、意外と「浅く広く」の繋がりも孤立を防いでくれる。
習い事やオンラインコミュニティ、趣味のサークルみたいな、「会えば話すけど深入りはしない」くらいの距離感。これがあると、「完全に一人」という感覚にはならない。
更年期の話をしなくても、他の話題で繋がれる場所があるのは気楽。プレッシャーなく人と関われる場を、いくつか持っておくといいかもしれない。
「孤立してもいい」という選択肢
あと、これは賛否あるかもしれないけど、一時的に孤立してもいいと思う。
どうしても人と会いたくない時期ってある。そういうときは無理せず、一人でいる。それで友達が離れていくなら、それはそれで仕方ない。
孤立が怖いからって無理に繋がろうとすると、余計に疲れてしまう。「今は一人でいたい」と自分で選んで孤立するのと、「誰にも理解されない」と感じて孤立するのは全然違う。
自分で選んだ距離感なら、またいつでも戻れる。
新しい友人を作る必要はない
「友達を増やそう」みたいなアドバイスもよく見るけど、更年期でしんどいときに新しい人間関係を作るのはハードルが高い。
今いる友人との関係を、今の自分に合った形に調整していく。それだけで十分。
無理に社交的にならなくても、無理に明るく振る舞わなくても、細くても続いている関係があればそれでいい。
参考文献
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よくある質問
- Q. 更年期に友人関係が変化するのはなぜですか?
- ホルモン変動によるイライラ・気分の落ち込み・疲れやすさが、人との関わりを億劫に感じさせることがあります。また、友人との価値観や生活環境の変化(育児・仕事・介護等)が重なり、関係性がゆっくり変化することも自然な流れです。
- Q. 更年期に孤立しないためにはどうすればいいですか?
- 症状をオープンに話せる友人や更年期仲間(コミュニティ・SNSグループ等)を作ることが助けになります。また婦人科や更年期外来への相談も、孤立感の解消につながる場合があります。
- Q. 更年期の症状は友人に伝えるべきですか?
- 必ずしも全員に伝える必要はありませんが、信頼できる友人に気持ちを伝えることで、お互いの理解が深まるケースが多いです。「更年期について話せる関係」は、精神的なサポート源になります。
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この記事を書いた人
白滝由紀フェムケア研究所 編集長
🏅 日本フェムテック協会認定フェムテックアンバサダー
フェムケア領域の情報発信に携わるライター(29歳女性)。女性の健康課題について、信頼できるエビデンスに基づいた情報をわかりやすく届けることを目指しています!


